子どもへの言葉の影響は、親が思っている以上に大きいものです。特に、両親からの言葉はてきめんで、何気なくかけた言葉が子どものやる気を出させたり、反対にモチベーションを下げてしまったりします。
日常的に「ダメ!」「違うでしょ!」「もう!」「なんで!」「また~」などという否定的な言葉が多くなっていませんか?別に怒ったつもりはなくても何気なく発している指摘するような言葉や否定的な言葉に子どもはとても敏感です。このような言葉は子どもの癇癪を起こさせたり、わがままを加速させてしまいます。
常に子どもの育ちをゆっくりと見守りつつ、子どもの良いところに目を向けるようにすると自然と関わり方が温かいものになると思います。否定的な言葉は子どもの否定的な態度につながり、肯定的な言葉は子どもの肯定的な態度につながるので、意識して言葉をかけるといいと思います。又、言葉の語尾に「ね」をつけるといいですよ。
「着替えて」→「着替えてね」「早くして」→「早くしてね」等、言い方が柔らかく優しくなるだけでも子どもはスムーズに行動するようになったり、素直になったりします。
イライラしている時になかなか使えないかもしれませんが、親が変われば子どもも変わります。そして、子どもを思う親のまっすぐな愛情はしっかりと届きます。
当保育園でも常に肯定的な言葉かけを意識して、子どもの些細なことも褒めたり、認めたりするようにしています。そして、日常的にも行事を通しても各年齢ごとに立派な成長を見せてくれて、子どもたち自身がどんどん自信をつけていることがよくわかります。
言葉かけひとつで子どもの態度や意識は変わりますので、何気なく使っている言葉をぜひ一度見直していただきたいと思います。