体温調節機能

 暑さを感じる季節になってきましたが、気温が上がり始めるこの時期に気をつけないといけないのが熱中症です。熱中症は、体温調節機能の不調により体内の水分や塩分のバランスが崩れ、めまいや頭痛、嘔吐などの体調不良を起こすことです。

 乳幼児の子どもは、まだ体温調節がうまくできません。専門家は、子どもは2歳半くらいまでに能動汗腺(汗をかいて体温調節を行う汗腺)が育ち、その数が決まると言われており、小さいうちに積極的に汗をかくトレーニングをすることが大切だと言っています。

 エンゼル保育園では、お昼寝時や室温が高い日、暑さが厳しい日は27度を目安に調節しながらエアコンを使用しています。常にエアコンをつけていたり、温度を下げすぎたりすることは控えています。また、適度に外で遊ばせ、外気に慣れさせるようにして、一日の中で汗をかくべきときにしっかり汗をかく習慣をつくっています。

 子どもたちは毎年水分補給を十分に行いながらたくさん汗をかき、暑さに負けず、思いきり動き回って、たくましく活動しています。

 汗をかいた衣類の洗濯やあせもケア等たいへんかと思いますが、子どもたち本来の身体機能を育てるためですので、ご理解とご協力をお願いいたします。

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