新年度が始まり、子どもたちはそれぞれひとつずつ進級し、お兄ちゃんお姉ちゃんになった自覚とやる気に満ちあふれています。できるようになることも増え、自分でやろうとする気持ちも強くなり、自立心が芽生え、成長する大事な時期でもあります。
勘違いをしてはいけないのは、できるようになってるから、やろうとしているからといって、任せっきりになってしまうことです。そして、任せているにもかかわらず、親の都合で「早くして」とか「もう○歳なんだから」と口を出してしまうことです。
今、自立が芽生え始めている段階で、自信をもってできていることは認め、自分でやろうと頑張っていることは見守り、励ましながら必要最低限の手助けをしてあげることが大切です。
そして、できたこと、頑張ったことは褒め、うまくいかなかったことは気持ちに寄り添い、そのときの気持ちを聞いてあげながら、会話をすることが重要です。
竹が節をつくりながら強く、しなやかに、真っ直ぐ伸びていくように、新年度で、子どもの新鮮な気持ちを大切にすることで、他の人の立場も考えながら、取るべき行動を自分で決められるようになります。それが確かな自立となり、自信をもって、強く生き抜く力となります。
成長を感じているからこそ、子どもとの時間を大切に、「聞く」「共感する」「考えさせる」「励ます」「認める」「褒める」ことを忘れないで子どもと向き合っていきましょう。