観察力

 もうすぐ運動会!7月末から本格的に運動会の練習が始まり、初めのころは、動きができなかったり、揃わなかったりで、バラバラ、バタバタしていたのが、驚くほどの吸収力で、動きを覚え、揃うようになってきています。

 この吸収力を支えているのが観察力です。子どもは周りをよく見て、よく聞いています。あひるルームの子が、運動会の歌で指揮をする年長児の真似をしたり、りすルームの子が、年長児の組体操の真似をしたり、マイクの準備をしていると、ぱんだルームの子どもがマイクの前に立ち、”はじまりの言葉”を言い始め、年長児が開会式で言う言葉の練習を聞いているだけで教えてもいないのにできるようになっています。お兄ちゃんお姉ちゃんがやっているかっこいい姿を見て、興味や憧れがあるため、よく見て、よく聞いているから頭に入っているのです。物や事柄に対して反応して注目する、つまり観察を始めるとそれに対して思考が働き始めるため、考える力も向上します。観察し、考えることで、より早く、より多く吸収することができるのです。

 そして、子どもの観察力は大人の何十倍もあります。その力を大切にすることで、考える力も身につき、幅広い成長につながります。子どもの観察する力に気づき、褒めたり、認める言葉を多くして、子どもたちの無限の能力を伸ばしましょう。

<掲示板のことば>

 

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